カラクリ屋敷(新・怪しい理科準備室)
(たぶん)最新のブログです。
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お願いしていたたたら製鉄用の砂鉄サンプルが到着。迅速でした。滋賀県の鍛冶大鐵工さん。送料だけでサンプルを送って下さいます。
200gは,意外とコンパクト。さて,どう扱うか・・。まずは,テルミットかな?
たたらを本格的にやるには,まだ道は遠い。
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森博嗣は,面白い。
いまさらだけれど^^
どんどん,ミステリ要素が重要度失って,「物語世界の一部」となっていく(必要な要素だけどね)。キャラがぶっきらぼうに実在感満々・・。 「イナイ×イナイ」は,Xシリーズって新シリーズだけど,今までの他のシリーズとちゃんと同じ世界なのが嬉しい。エンタテインメント。あああ・・これ以上はネタばれになるかな?下手なこと書くと,せっかくさりげなく仕掛けられたミスディレクションの美しい罠にマーキングしちゃいそう。
どんどん,ミステリ要素が重要度失って,「物語世界の一部」となっていく(必要な要素だけどね)。キャラがぶっきらぼうに実在感満々・・。 「イナイ×イナイ」は,Xシリーズって新シリーズだけど,今までの他のシリーズとちゃんと同じ世界なのが嬉しい。エンタテインメント。あああ・・これ以上はネタばれになるかな?下手なこと書くと,せっかくさりげなく仕掛けられたミスディレクションの美しい罠にマーキングしちゃいそう。
(覚え書き)
北海道の小学校で,たたら製鉄を中心に据えた総合の時間が,随分実践を重ねているらしい。
選択の理科のテーマがスライドして,製鉄やたたら製鉄に来ている関係で調べていたのだけれど・・。
何が役に立つのか?・・「鐵をつくるのにこんなにエネルギーや手間がかかるのにおどろいた」「身近な鉄に興味が・・」といった感想・・。そっか。われわれ,「身近な○○」にあまりに無知。自分も含めて,どんどん,どーでもよくなってきてる・・。畑作,稲作もそうだし,簡単な野草の観察もそう・・。道具の使い方,歴史,モノの使い方,歴史・・。根っこは一緒。
「火と風と土と水から鉄をつくる(分けてもらう),鉄を打って道具をつくる,道具で何かをする・・」
Kikulog(大阪大学サイバーメディアセンタ菊池氏)より・・。
>第一次スクリーニングのニベも無さ(柘植氏のコメントより)
「発想が大事」と言いながら、「トンデモ」あるいは「基礎的な素養があれば可能性から排除するであろう発想」はにべもなく切り捨てる専門家の態度・・当たり前のことだけど、それが他から見れば理解できない・・頑迷固陋(がんめいころう)に見えてしまう・・。
このことは忘れないようにメモメモ・・。ニセ科学に対抗するために・・・。
定量的な扱いが随分減ってるのに今頃気付く・・うかつ。
エネルギーの出入りについても定量的な扱いが軽視されてる?
「こんなかんじ〜〜」ばかりか?
「根本の原因」じゃあなくて、「直接的原因」しか扱わない自然事象の説明・・僕が中学生ならたぶん不満。
(書きかけ)
レイチェル・カーソンの’沈黙の春’(1962)めくっていたら、ちょいと面白い記述を発見。イギリスの生態学者チャールズ・エストンの『侵蝕の生態学』からの引用部分。
>一億数千年前の白亜紀に、各大陸をつないでいた陸の橋が切れて海となり、生物は《巨大な自然の隔離庫》に閉じこめられてしまい、それぞれの大陸では新しい種が発展していった。そして千五百万年ほどまえ、また陸地がつながると、この新しく生まれた種は新しいテリトリーへと移動した。
本来この引用は、外来生物と昆虫防除についての記述の一部、「現代の昆虫防除の問題には、地質や人間の歴史も考慮しなければならないこともある。何千もの種類の生物が、もともと棲息していた地域を離れて新しいテリトリーへと侵入していくことが多い(カーソン)」に続くで部分ではあるが、注目は「大陸をつないでいた陸の橋」の部分。
ウェゲナーの「大陸移動説」の発表は1912年。古生代の同種のカタツムリ化石がヨーロッパと北アメリカで見つかることや、3億年前の氷河堆積物、アフリカ南端と南アメリカ南端の地質の連続など傍証を固め1915年に「大陸と海洋の起源」を出版。けれどあまり注目されず、ウェゲナー自身は1930年にグリーンランド調査中に死去(行方不明・・だったかな?)。次に注目され出すのはそれから30年以上後、ちょうど上の『侵蝕の生態学』出版直後くらいだったらしい。
生物学者の一部に、「大陸をつなぐ陸の橋の説があった」という話を聞いたことがあったけれど、具体的にそれを聞いたのは初めてだったので、なかなか新鮮な興奮を覚えました。
地学関連の常識(説)の変遷の記憶としては、以前講師としていらした年配の先生が「地向斜」の説明をされていた思い出がありますね。自分の中では、はじめからプレートテクトニクス=大陸移動を常識としていたため、この古典的な説を逆に新鮮に感じました。プレートの水平方向への大きな移動を考えないで日本列島の成り立ちを説明できるのは面白い・・。けれど、プレートテクトニクスのほうがシンプルだな〜と感じます。
>一億数千年前の白亜紀に、各大陸をつないでいた陸の橋が切れて海となり、生物は《巨大な自然の隔離庫》に閉じこめられてしまい、それぞれの大陸では新しい種が発展していった。そして千五百万年ほどまえ、また陸地がつながると、この新しく生まれた種は新しいテリトリーへと移動した。
本来この引用は、外来生物と昆虫防除についての記述の一部、「現代の昆虫防除の問題には、地質や人間の歴史も考慮しなければならないこともある。何千もの種類の生物が、もともと棲息していた地域を離れて新しいテリトリーへと侵入していくことが多い(カーソン)」に続くで部分ではあるが、注目は「大陸をつないでいた陸の橋」の部分。
ウェゲナーの「大陸移動説」の発表は1912年。古生代の同種のカタツムリ化石がヨーロッパと北アメリカで見つかることや、3億年前の氷河堆積物、アフリカ南端と南アメリカ南端の地質の連続など傍証を固め1915年に「大陸と海洋の起源」を出版。けれどあまり注目されず、ウェゲナー自身は1930年にグリーンランド調査中に死去(行方不明・・だったかな?)。次に注目され出すのはそれから30年以上後、ちょうど上の『侵蝕の生態学』出版直後くらいだったらしい。
生物学者の一部に、「大陸をつなぐ陸の橋の説があった」という話を聞いたことがあったけれど、具体的にそれを聞いたのは初めてだったので、なかなか新鮮な興奮を覚えました。
地学関連の常識(説)の変遷の記憶としては、以前講師としていらした年配の先生が「地向斜」の説明をされていた思い出がありますね。自分の中では、はじめからプレートテクトニクス=大陸移動を常識としていたため、この古典的な説を逆に新鮮に感じました。プレートの水平方向への大きな移動を考えないで日本列島の成り立ちを説明できるのは面白い・・。けれど、プレートテクトニクスのほうがシンプルだな〜と感じます。
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ちょっと前の、覚え書きから。
中学校を卒業してだいぶの生徒から「実験たくさんやったの覚えてる」
「たとえば?」
「エタノールを緑色にする実験」
これって、光合成の確認のために緑色植物の葉にヨウ素液をapplicationする前処理。
でも、あの鮮やかな緑色のクロロフィル抽出液のほうが印象に残っているらしい。
・・・実験も、やっぱり芸・あるいは演出だな、って思った。
memo<印象に残る実験>